2011/04/09

わらしべ長者のストーリーを自分の人生の上に描く


日本に古来から伝わるおとぎ話として「わらしべ長者」というのがあります。

ある一人の貧乏人がひとつのワラから始めて物々交換を繰り返し、最後には大金持ちになってしまう」というストーリーのお話なのですが、現代まで絶えることなく伝え継がれてきただけのことはあって、このお話には人の生き方の本質が描かれているように思います。

いろんな方がすでに何度も指摘しているところではありますが、このお話から学ぶべきポイントを僕なりにまとめてみたいと思います。ポイントは次の3点です。

1.最初につかんだワラを捨てなかったこと
2.手に入れたものの価値を高めたこと
3.価値を高く評価してくれる人に渡したこと

以下、それぞれの意味合いを手短に。


1.最初につかんだワラを捨てなかったこと
自分が持っているものがたとえ価値の低そうなものであっても、それを絶対に手放さないこと

僕自身を含め多くの人はここでつまづいているように思います。何も持っていない人がいきなり成功を収めることはありません。目の前の小さなチャンス、小さな仕事、小さな人間関係を心を込めて大切にするところからすべては始まります。


2.手に入れたものの価値を高めたこと
手に入れたものは、手に入れた状態よりも良い状態に磨くこと

わらしべ長者は、どこにでもあるようなわらしべにアブを結びつけたり、物々交換でもらった馬を大切にし甦らせたりしました。僕たちの能力や人間関係も、大切に扱い、磨き続けることを通して初めてより良いものと交換できる価値の高い資源となります。


3.価値を高く評価してくれる人に渡したこと
持っているものを、誰にでも安売りしないこと。その価値を一番高く評価してくれる人に渡すこと

アブがついたわらしべは、おもちゃを欲しがる子どもに渡すことで価値を生みました。みかんは、ノドが渇いている商人に渡すことで大きな価値を生みました。人が何を望んでいて、何を望んでいないのか。人の気持ちを考えて人のために役立つ、ということがギブアンドテイクの大原則です。

・・・以上です。


この学びはそのまま、一人ひとりのリアルな人生に照らして考えてみることが可能です。

最初、赤ちゃんとしてこの世に生まれてきたときは、みんなその手には何も持っていません。スタート地点はみんなほぼ同じです。それが最終的には人それぞれ色んなものを手に入れて去っていきます。その間のプロセスはすべて、わらしべ長者のような「交換」で成り立っていると考えられます。

いただきものを大切にして、次の人に渡す。

今自分が手に持っているわらしべは何なのか。それはどう磨けば価値が上がるのか。誰に提供すれば喜んでもらえるのか。それらのことをよく考えて、次々により良いものをいただけるようになり成長しながら、人生を歩んでいくことが大切だと思います。


おまけ
ちなみに、わらしべ長者の物々交換は次のようになされていったとのことです。馬あたりまで来ると、元がわらしべだったとは想像がつかないくらい価値が高いものとなっています。
わらしべ

アブが結び付けられたわらしべ

みかん

反物



お屋敷


参考にさせていただきました
わらしべ長者 - Wikipedia

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