2011/04/08

アウトプットには時間がかかる


今日は「アウトプットには時間がかかる」というお話を。

インプットはたくさんしているけれどアウトプットがなかなか増えていかないという場合、原因のひとつとして考えられるのは次のようなことです。

アウトプットに比べて、インプットの方が手軽にできて即時性の高い報酬があるから

本来はインプットとアウトプットをバランスよく行う必要があるのですが、インプットの方に即時性が高い報酬がある場合ついついインプットに偏ってしまいアウトプットが出せない、という状況に陥ります。

こういうとき、一番ベースの部分の認識を変える必要があります。インプットとアウトプットを同列に扱うのではダメで、「アウトプットにはかなりの時間がかかるものなんだ」ということをよく認識しておくことが必要です。

たとえば、本でインプットを得る場合、内容にもよりますが一冊読むのにかかるのは数時間。読むのが早い人や速読派の人であれば数十分。一人の人間が何十時間、何百時間かけて書いたものをそれだけの時間で消費することができます。

一方アウトプットについて言えば、数時間や数十分で出せるアウトプットというのはたかが知れています。

本来は、「消費(インプット)→消化→実行→定着(アウトプット)」――このプロセスを最後まで行ったときにのみ人間は本質的な成長を遂げるものだと思うのですが、インプットとアウトプットのこの効率の差のために、人はなかなかアウトプットのための活動ができません。

(前述しましたが)ここを変えるためにはとにかく「アウトプットには時間がかかる」ということに納得する、というのか、事実を引き受けるというのか、ともかく、よくよく認識する必要があります。アウトプットには時間がかかる、そういうもの、と。

一定のパフォーマンスを維持し続けるためには、アウトプットには時間がかかるという事実を認識した上で、インプットばかりに偏っていないか、あるいは逆にアウトプットばかりに偏っていないか、定期的にチェックする必要があると思います。

ということを最近強く意識しています。


・・・ということで「アウトプットには時間がかかる」というお話でしたが、以前ここに書いた「最後には自分の人生に戻ってくることが大切だ」というお話とちょっと内容がかぶってました。。


追記20110410
この「インプットだけに偏るのはよくない」ということをサミュエル・スマイルズが「自助論」(竹内均訳版)の中でも述べていました。
読書を自己啓発の手段と思い込んでいる人は多い。だが実際には、本を読んで時間つぶしをしているだけの話だ。
もう一つ忘れてならないのは、本からいくら貴重な経験を学んだとしても、しょせんは耳学問の域を出ないという点だ。
150年も前に言ってます。。。

0 件のコメント: