2011/04/25

マラソンのトレーニングの考え方 その1

この記事は3つのシリーズものになっています。よろしければほかの記事もご覧ください。
マラソンのトレーニングの考え方 その1
マラソンのトレーニングの考え方 その2
マラソンのトレーニングの考え方 その3

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最近、マラソンのトレーニングの考え方を勉強しています。

その学びをここにまとめてみます。

まずは、あらゆる身体トレーニングに共通する基本原則から。根底にあるのは「ルーの法則」という考え方です。

ルーの法則

身体の機能は使わないでいると萎縮するが、適度に使うと発達する。過度に使うと障害が発生する」という因果関係を表す法則。ルーの法則の「ルー」はドイツの学者ウィルヘルム・ルーの名前から。

要は、「ほどほどやるのがいちばん」ということになるでしょうか。

次は「トレーニングの7つの原則」。ルーの法則を土台にして、トレーニングにおいて大事なポイントが7つの原則としてまとめられています。

トレーニングの7つの原則

過負荷の原則 能力向上には、やや強めの負荷を与えることが必要。現在の能力に対して弱い刺激を与え続けても、能力は向上しない。

漸進性の原則 過負荷といっても、強過ぎる負荷をいきなり与えてはならない。時間をかけて少しずつ負荷を上げていくことが必要。

継続性の原則 能力向上には、過負荷の原則、漸進性の原則に則ったトレーニングを継続して行うことが必要。一日二日やっただけで急激に伸びる、ということはない。

特異性の原則 基本的に、トレーニングの効果は負荷を与えた部位や練習した動作にのみ有効である。筋力を高めるトレーニングと酸素運搬能を高めるトレーニングは異なる。

全面性の原則 特異性の原則から、ひとつのトレーニングがもたらす効果は部位・動作限定的である。しかし、レースや試合でのパフォーマンスには様々な能力が関係する。そのため、いろんな種類のトレーニングを組み合わせることが必要。

意識性の原則 トレーニングの効果を高めるには、トレーニングを受けている本人が、今どこを鍛えているのかを理解し意識することが有効である。

個別性の原則 人間は一人ひとり異なるため、それぞれの特性(身体特性・性格)を考慮してトレーニングを行うことが必要である。


・・・以上です。

どんなトレーニングでも、その計画を立てる際はこの考え方を根底に持っておきべきです。どこかのマラソンのトレーナーの方が
世界一になるには、世界一のトレーニングをやればいいんだよ
と言ったそうですが、まずは理論をしっかり押さえて、理論上で世界一を目指す、というのが大事なことなのかもしれません。

ルーの法則や7つの原則は、トレーニングをしたことがある方なら経験的に知っていることかとは思いますが、これをきちんと言語化し、トレーナー、トレーニー(トレーニングを受ける者)が共有しておくということが大切だと思います。

続きます。

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