2011/03/27

読書の目的別分類

今日は「読書の目的別分類」というお話を。

何事をやるにしても、その活動の「目的」というのを意識することが大切です。人が意識して行うことにはほぼ必ず目的があり、目的があるからこそその活動に意義が生まれます。

読書の場合もそうで、本を読むときには必ず目的があるはずです。

中にはいくつかの目的を併せ持つような読書のあり方もあるので、きれいにMECEに(モレなくダブリなく)分類できるわけではありません。が、おおづかみでどんなタイプの目的があるのか、というのは把握しておいた方が、本を読む人の読書生活の充実にはいいのかなと思っています。

ということで、僕なりの読書の目的別分類を。


読書の目的別分類
まず最初の分類を。一番大きな分類軸は、楽しむために読むのか役立てるために読むのかです。
1. 楽しむ(消費/チャージ型
2. 役立てる(投資型


さらに、それぞれ次のように分かれます。

1. 楽しむ(消費/チャージ型)
  11 笑う
  12 感動する
  13 ドキドキする
  14 励まされる
  15 その他
主な例)小説、マンガ、エッセイ。

2. 役立てる(投資型)
  2A 深める or 広める
  2B 姿勢 or 技術
主な例)ビジネス書、実用書、教科書、雑誌。

もちろん例外はあって、小説の体裁をしてるけれど投資型の本というのもあるし、純粋に楽しむための雑誌なんかもあります(その意味で、MECEに分けることはできないと思います)。

読書に関してよくあるのが、速読やフォトリーディングといった「効率的な読書方法の是非」に関する議論です。僕が思うこの議論の結論は「良いか悪いかを一概に決めることはできない」です。上記の分類を見ただけでも、「読書」と一口に言ってもいろんなものがあるため、効率性を求めることが良い場合もあれば、あまり適さない場合もある、といったところになるでしょう。

楽しむための読書(消費/チャージ型)は速読なんてするよりもじっくりと読んだ方が楽しいし、役立てるための読書(投資型)は知りたいことが明確なのであればエッセンスだけサッと抜き出してしまう方がいいのかもしれません。


ちなみに
ここで「本の目的別分類」とは言わず、「読書の目的別分類」とあえて「読書」という言葉を使っているのは、「本そのものに目的があるわけではない」という考えからです。本がどんな目的のもとに書かれたとしても、最終的に「それをどう活かすのか」(目的)は一人ひとりの読み手が決めること(&決めるべきこと)だと思います。小説は、楽しむために読むのも、実益のために読むのもありかなと。このあたりのことは、以前に書いた「どんな映画もめいっぱい楽しむ方法」と繋がっています。

また、最初に「人が意識して行うことにはほぼ必ず目的があり」と書きました。「ほぼ」という言葉を使ったのは、ほとんどのことに目的がある一方で「目的をあまり意識しない行動」というのも生活の中には置いておくべきだという考えからです。

また、テクニックとしての速読ではなく、基礎力としてのインプットスピード、解釈スピード、考察スピードを上げるべきだという点は当たり前で議論するまでもないかなと思います。

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