2011/03/31

いろんな会社の企業理念とビジョン その1(海外編)


自分の柱とする価値観(理念・ビジョン)を明確にする作業の中で、参考としていろいろな会社の理念・ビジョンを調べています

「どうしてよその会社の理念を?他の人の理念なんか気にしちゃダメだ!」という考え方もあるかとは思うのですが、僕の場合経験不足で自信がないため「そもそも理念ってどういう考え方をかかげるものなの?」というところが知りたくて調べてみました。

迷ったときに自分を律してくれる良い理念作りのために!

・・・ということでいくつか企業の理念・ビジョンを集めてみました。まずはIDEOから。


IDEO
今回見てみたかぎり、公式ページにはデザイン思考(Design Thinking)というコンセプト(=方法論)は載っていますが理念らしきものは見当たりませんでした。ポジショニングがそもそもユニークなのでそのまま会社の活動を説明すればそれがIDEOらしさを表すということでしょうか。
IDEO (pronounced “eye-dee-oh”) is an award-winning global design firm that takes a human-centered approach to helping organizations in the public and private sectors innovate and grow.
(意訳)
IDEO(アイディオと読みます)は、受賞暦のあるグローバルなデザインファームです。人間中心的なアプローチを用いて、オープンなあるいはプライベートな領域において、組織がイノベーションを起こし成長することをサポートします。
キーワードとして、デザイン人間中心的なアプローチ組織イノベーションというのが出ています。まさしくIDEOを表す言葉たち。
About - IDEO


ホールフーズ(Wholefoods Market)
アメリカのスーパー、ホールフーズは「コアバリュー」という形でその価値観を表明しています。
1. Selling the highest quality natural and organic products available
2. Satisfying and delighting our customers
3. Supporting team member happiness and excellence
4. Creating wealth through profits & growth
5. Caring about our communities & our environment
6. Creating ongoing win-win partnerships with our suppliers
7. Promoting the health of our stakeholders through healthy eating education
(意訳)
1. できるかぎり最高級のナチュラルでオーガニックな製品を売ること
2. 顧客を満足させ喜ばせること
3. チームの仲間の幸せと活躍を応援すること
4. 利益と成長とをとおして富を創造すること
5. 地域社会と環境に注意を払うこと
6. 供給元と継続的なwin-winの関係を築くこと
7. 健康な食事に関する教育を通じてステークホルダーたちの健康を増進すること
顧客、供給元、従業員、地域社会、その他ステークホルダー――すべての関係者をないがしろにせず全方位的に健康で最良のものを届けようという考え方のようです。
Core Values - Wholefoods Market


Apple(アップル)
Appleの公式ページにはそれらしき表示が見つかりませんでした。残念。。。


Zappos(ザッポス)
365日返品無料の靴のオンラインショップZappos。ウェブショップでありながら、ヒューマンタッチのコミュニケーションを重視しホスピタリティを発揮しているという面白い会社です。Zapposは「企業文化こそが競争力の源泉である」とし社員をとことん大切にする方針を取っています。企業理念にもそのことが表れていて「ファミリーコアバリュー」という言葉を使っています。
Zappos Family Core Values
1. Deliver WOW Through Service
2. Embrace and Drive Change
3. Create Fun and A Little Weirdness
4. Be Adventurous, Creative, and Open-Minded
5. Pursue Growth and Learning
6. Build Open and Honest Relationships With Communication
7. Build a Positive Team and Family Spirit
8. Do More With Less
9. Be Passionate and Determined
10. Be Humble
(意訳)
1. サービスの中でワォ(驚き)を届けよう
2. 変化を捉え変化を起こそう
3. 楽しさとちょっとした意外性を生み出そう
4. 冒険心と創造性とオープンな心を持とう
5. 成長と学習を追求しよう
6. コミュニケーションによってオープンで正直な関係を築こう
7. ポジティブなチームと家族精神を養おう
8. より少ない手間でたくさんのことをやろう
9. 情熱とやる気を持とう
10. 謙虚さを持とう
まるで家訓のように、ビジネスの場にかぎらず人として生きていく上で大切なことばかり挙げられています。
Zappos Core Values - Zappos.com


IKEA(イケア)
北欧生まれのIKEA。
より快適な毎日を、より多くの方に
IKEAの特徴である「膨大な数のデザイン家具・小物を低価格で提供する」ことの理由がこの理念に込められています。
The IKEA Way - IKEA


patagonia(パタゴニア)
アウトドア商品を展開するパタゴニア。環境意識に早期から取り組んでいた印象があります。それもそのはず、理念の中心に「環境意識」が掲げられています。
パタゴニアの存在意義
最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える。そして、ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する。
パタゴニアの存在意義 - patagonia


リッツカールトン
クレドが有名なリッツカールトンホテル。クレドのほかにもモットー、従業員への約束などを掲げています。
クレド
リッツ・カールトンはお客様への心のこもったおもてなし快適さを提供することをもっとも大切な使命とこころえています。
モットー
紳士淑女をおもてなしする私たちもまた紳士淑女です
従業員への約束
リッツ・カールトンではお客様へお約束したサービスを提供する上で紳士・淑女こそがもっとも大切な資源です。
信頼誠実尊敬高潔決意を原則とし、私たちは、個人と会社のためになるよう持てる才能を育成し、最大限に伸ばします。
多様性を尊重し、充実した生活を深め、個人のこころざしを実現し、リッツ・カールトン・ミスティークを高める…リッツ・カールトンは、このような職場環境をはぐくみます。
ゴールデンスタンダード - ザ・リッツ・カールトン


・・・以上です。

こうやって並べて眺めてみると、伝統ある企業もまだ若い新興の企業も、ちゃんとその企業「らしさ」が出た理念を持っています。どれを見てもワクワクします。良い理念のポイントは、1)自分自身を含め人をワクワクさせられる、2)迷ったときの判断のよりどころとなる、というところでしょうか。

名著「ビジョナリー・カンパニー」が言うように、他のすべてのことは環境に応じて変えていくべきだけどそれだけは変えてはならないものが理念、というのが少しわかったような気がします。

勉強になります!

つづくその2では国内の企業を取り上げてみたいと思います。


追記
その2(国内編)を書きました。

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