2011/02/01

ロハス(LOHAS)についてのまとめ



神戸大の経営学部の三品先生の本を最近読んだのですが、それ以来なるべく「観を養おう」という意識をもって身の回りのものごとを見るようにしています。観―世界観、歴史観、人間観、人生観、事業観

そんな中で、先日「ロハス」について勉強する機会があり、それが「21世紀的人間観を持つ」という意味でおもしろかったので、少し深掘りしてまとめてみました。

深掘りして思ったこと。
「ロハス」という言葉そのものは一時期濫用され過ぎてしまい、一過的ブームとしてもはや「古い言葉」になってしまった感があると思うのですが、ロハス的なものの考えをする人(カルチュラルクリエイティブ…後述)は今も数多く存在するし、今後も増加する傾向にあるのは確かなようです。仕事において消費者と直接関わる立場にある方は、この事実とロハス的な考え方の中身を認識しておくべきかなと思いました


ロハスについてのまとめ目次
定義
起こり
位置づけ
構成要素
関連する概念


定義
ロハス = LOHAS = Lifestyle Of Health And Sustainabilityの略で、健康とサステイナビリティを重視した生き方のことをさす。

サステイナビリティは「持続可能性」と訳されることが多く、短期・長期の両方の視点において破綻を招かない、自然で無理のない社会活動、経済活動、生活様式のあり方をさします。

ちなみに、アメリカでは主にマーケティング業界だけで使われていて、一般人がロハスという言葉を認識しているのは日本の特徴、とのこと。また日本では、2000年代前半に商標登録うんぬんの難しい話なんかも起こっていたみたいです。。。


起こり
きっかけは2000年にアメリカで発売された書籍「The Cultural Creatives - How 50 Million People Are Changing The World」(意訳:カルチュラルクリエイティブ ― 5000万人の人々が世界を変えている)。

この本の中で、価値観の2大グループ、伝統派(Traditionals)、モダン派(Moderns)のいずれにも属さない第3の人々が存在することが指摘され、それがカルチュラルクリエイティブ(Cultural Creatives)と名付けられました。

「カルチュラルクリエイティブ」の特徴として
持続可能な地球環境や経済システムの実現を願いそのために行動する
・金銭的、物理的な豊かさを志向せず、社会的成功を最優先しない
人間関係を大切にし、自己実現に力を入れる
・なるべく薬に頼らず健康的な食生活や代替医療による予防医学に関心がある
などが挙げられているそうです。

このすべては満たさないにしても、私の周りの人たちのほとんどはこのいずれかにあてはまっています。


「カルチュラルクリエイティブ」というと特別な少数グループを指す言葉のように聞こえますが、この層はアメリカ全土に5,000万人いる大多数だと言われています。

参考:Cultural Creatives(書籍の公式サイト)


位置づけ
ロハスなグループは、伝統派(Traditional)、モダン派(Modern)と並ぶ、「第3の人々」カルチュラルクリエイティブ(Cultural Creatives)に位置する。


構成要素
ロハスの市場として主に5つの市場があるとされています。アクロニムで「SHAPE」で呼ばれているみたいです。

S - Sustainable Economy
H - Healthy Lifestyle
A - Alternative Healthcare
P - Personal Development
E - Ecological Lifestyle

S - サステイナブルな経済 フェアトレードなど。
H - 健康的なライフスタイル オーガニック、マクロビオティックなど。
A - 代替医療 東洋医学、アーユルヴェーダなど。
P - 自己開発・自己啓発 ヨガ、ピラティス、自己開発など。
E - エコ クリーンエネルギー、スマートハウス、ゴミ削減など。


関連する概念

■「善悪二元論」と「多様性」
善悪二元論は、すべての事物を「善なもの」と「悪なもの」のいずれかに分ける考え方。一方、多様性とは、さまざまなもののあり方を受け入れる考え方。Health(健康)やHeal(癒し)の語源がWhole(全体)にあるように、人間の体や自然は全体のバランスの調和のもとにうまく成り立っている。ひとつの視点から見て悪なものが、別の視点から見たら必ずしも悪だとはかぎらない。特定の視点から悪だと思えるものを人為的に排除することが全体のバランスを崩し、他の思いもよらない問題を発生させることもある。

■「自然体」
過度に健康や幸福感を求めると、かえって幸せから遠ざかることになる。悩みがあるのに、それを見て見ぬふりをするのも同じで、悩みたいときには悩み抜くことも必要。「あるがままに」という考え方。


・・・以上です。


今後も「観を養う」という意識で、もろもろのものを見ていきたいと思います。

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