2011/02/08

練習と本番のバランスを意識すること



練習と本番のバランスが大切だなぁ」ということを最近よく思います。

ちょっと前から感覚的には認識できていましたが、言葉にはできてませんでした。今日はこのお話を。


どんな分野においても、練習と本番(試合)、この両方をやることが大切です。練習ばっかりになっても、本番ばっかりになってもいけません。

理想のイメージは「最初は練習から始めて、徐々に本番の割合を上げていく」イメージです。

概念的な説明だけだとよくわからないので、具体例を。


例:水泳
「水泳」の場合、習い始めの最初の最初は、陸の上でのレクチャーと動作確認から始めます。いきなり水の中に飛び込む、ということはしません。

次に、陸の上である程度の感覚がつかめたら、実際に水の中に入ります。陸の上でシミュレーションばかりやっていても泳ぎはいっこうにうまくなりませんし、水の中に入ることが必要です。ただしここで忘れてはいけないのは「少しずつ進めること」。足から順番に、少しずつ水の中に入ります。いきなり飛び込んで泳ぐのではなく、水に慣れることから始めます。

さらにある程度水に慣れたら、ビート板や浮き輪などを使いながら泳いでみます。最初は短い距離から。少しずつ、正しいフォームを覚えていきます。次に、距離を伸ばしたり、浮きを外したりしていきます。距離が短いうちにフォームを正しくしておくのがポイントです。

最後に、どんどん距離を泳いでいきます。しかしそれでも、ひたすらたくさんの距離を泳ぐのではなく、フォームを確認したり、陸の上でレビューをしたり、ということは続けていきます。

たいていはここでおしまいなのですが、人によっては、選手として、競技会に出場します。その頻度は、経験を積むにつれてどんどん増やしていきます。しかしそれでも、一流の選手を目指す人は本番と同様に練習を重視し、基本的な練習をやめることはありません。


話を戻して
水泳で考えると、この「練習と本番」のイメージは比較的簡単につかめます。

最初のうちは、陸が練習で、水中が本番。次のフェーズでは、いつものプールが練習、競技会が本番。オリンピック選手なんかになると、もしかしたら、国内試合は練習、国際大会が本番、という位置づけになったりもするでしょうか。いずれにせよ、そのフェーズによって練習に相当するものは何で本番に相当するものが何かは変化していきますが、どのタイみングでも練習と本番の両方が必要だ、という認識はわりと簡単に共有できます。

音楽の場合でも、このイメージをつかむのはわりかし簡単かなと思います。基本的な音符の学習、バイエル、など各フェーズに最適な練習と本番というのが存在します。


しかし、他の分野になると、この「練習と本番」のイメージが持てずに感覚だけで突っ走ってしまう人がいかに多いことか(僕自身も、よく突っ走ります・・・)。

よく起こる間違いは
・初期に、いきなり本番から始める
・中期に、練習ばかりを続けていつまでも本番をやらない
・後期に、本番ばかりやって練習をやらなくなる
というようなことです。

最近僕が気になったものでは、営業、英語、就職活動などでしょうか。営業でいえば「スキルも何も与えずとりあえず飛び込み営業をさせる」。英語でいえば「ネイティブと一度もコミュニケーションを取ることなく、ひたすら文法の勉強だけを続ける」。就職活動で言えば「上っ面の面接対策ばかりを繰り返し、技術や人間性を磨く努力をしない」。といったことが僕の周りで頻繁に起こっています。


まとめ
この「練習と本番のバランス」という話において重要なのは、これが「水泳でオリンピックを目指す」といった特殊な状況においてのみ通用する話なのではなく、この世のあらゆる「学習が絡む事柄」に共通する普遍的なことだ、ということです。

どんな分野においても「いきなり本番から始めない」「本番を意識しない練習ばかりやらない」「練習をやめない」。これらはいずれも大事なことだと思うのですが、いずれも、忘れられてしまいがちです。

このあたりの普遍性に気づくことができて、具体的に日々の生活の中で実践できている人こそが、変化する世の中で常に高いパフォーマンスを発揮して、周りの人たちを幸せにし続けられる人なんだろうなぁ、と思いました。


僕自身は、この「練習と本番のバランスを認識してムリせず学習する」ということをもっと世の中に広めていきたいと思っています。これが広まったら、世界はよりよい場所になるだろうなぁと素朴に思います。

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