2011/01/29

人間の特性:カクテルパーティ効果



人は、自分にとって重要な情報には敏感に、そうでない情報には鈍感になります

カクテルパーティ効果(coctail party effect)とは、様々な会話が周囲でなされていて、さまざまな騒音がある(パーティのような)状況下においても、興味のある会話はきちんと聞き取ることができる人間の特性のことをいいます。

経験的には誰もが「あるある」と言うような感覚ですが、アカデミックな世界では、1953年、E.C.チェリー(Cherry)が発表した論文「Some experiments on the recognition of speech, with one and with two ears」(意訳:スピーチの認識に関するいくつかの実験――片耳でのものと両耳でのもの)において指摘されたのが最初のようです。
※リンク先はpdfです

この論文の実験は、重要な情報には敏感になる人間の特性を、聴覚面において実証したものみたいです(が、中身は難しくて僕にはよくわかりませんでした…)。


この効果が顕著に表れるのが「人の名前」です。騒がしい場所でも、自分自身や自分が強く興味を持っている人の名前が呼ばれると、それが意識に上ってきて、多くの場合きちんと「気づく」ことができます。

耳と脳には、さまざまな音を選り分けて、大事な音のグループだけを抽出して聞き取り(意識に上らせて)、それ以外は捨ててしまう力があるようです。PCが遅延するみたいに、脳の処理システムも過剰な情報が流れ込んできたときにはきちんとそれを「選ぶ」機能が備わっているということですね。

「カクテルパーティ現象」という言い方をすることもあるみたいです。

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