2010/06/19

PEN特集「いま選びたいのはやさしい家電」からの学び



PENの270号で「いま選びたいのはやさしい家電」という特集を組んでいました。素朴に面白かったので、そこからの学びをメモ。


「わかりやすさ」を優先した4つの家電テーマ
・INTERFACE インタフェース
・MECHANISM メカニズム
・ECOLOGY エコ
・TECHNOLOGY テクノロジー
……列挙するとレベル感がバラバラだけど、キャッチーでわかりやすい。


白モノ家電の分類の切り口
・空気清浄機
 ・ファン式イオン放出タイプ
  部屋の空気にイオンを放出する。
 ・ファン式ウイルス捕獲タイプ
  部屋の空気を取り込み、機器の内部で殺菌。
・炊飯器
 ・IH圧力式タイプ
  内釜に圧力をかけて、炊飯時間を短縮する。もちもちな仕上がり。
 ・IH非圧力式タイプ
  圧力をかけない。昔ながらのしゃっきりな仕上がり。
・洗濯機
 ・ドラム式タイプ
  回転軸が寝ているタイプ。乾燥性能が高い。サイズが大。
 ・タテ式タイプ
  回転軸が立っているタイプ。洗浄力が高い。
・掃除機
 ・紙パック式タイプ
  紙パックでゴミの収集と集塵を行う。廃棄がクリーン。
 ・サイクロン式タイプ
  遠心力でゴミと空気を分離する。代名詞はダイソン。
・冷蔵庫
 ・ガラストップタイプ?
 ・海外仕様タイプ?
・オーブンレンジ
 ・ハイスペックタイプ?
 ・エントリータイプ?


デザインに優れた4ブランド
フィリップス(Philips)
 オランダ。
 10~20年先の製品デザインを担当する「デザイン・プローブス」。
エレクトロラックス(Electrolux)
 スウェーデン。1919年~。
 静音性に着目した掃除機やミキサー。


レーヴェ(Loewe AG)
 ドイツ。1923年~。
 100%ドイツメイドにこだわるプレミアム家電メーカ。
 wikipediaによると次のように説明されています。
製品のラインナップは高級志向のテレビで、ホームシアターシステムやデジタル録音機能付きステレオなどの周辺機器も製造している。



三洋(SANYO)
 選択と集中により、短期間で築き上げた「環境」ブランド。
……「デザイン」などの切り口で紹介される機会が多いのはやはりヨーロッパブランドです。日本の家電メーカは、これからですね(その前に、そこで勝負していくのかどうかは決めの問題ですが)。


いまの書籍・雑誌市場は継続して右肩下がりの傾向にあると聞きますが、それはチャネルの力が弱くなっただけであって、作り手(編集者)のディレクション力、情報力(収集力・編集力)には本当にすばらしいものがあるなぁと思います。1冊の雑誌を作るって本当にすごいなぁ、、と改めて感心しました。


おまけ
フィリップスの「デザイン・プローブス」(design probes:デザイン探査)についてちょろっと調べてみました。

公式サイトの「デザイン・プローブスとは?」というページには次のように書かれています。

Philips Design Probes is a dedicated ‘far-future’ research initiative to track trends and developments that may ultimately evolve into mainstream issues that have a significant impact on business.
The Probes generate insights from research in five main areas; politics, economic, culture, environments and technology futures.
(意訳)フィリップスのデザインプローブスは、「遠い未来」に特化した研究活動です。ビジネスに重要なインパクトを与えるような主流の問題になっていくであろうトレンドや発展を追いかけています。
プローブはそのインサイト(洞察)を5つの研究領域から得ています――1)政治、2)経済、3)文化、4)環境、5)未来の技術。

……PENでは、このデザイン・プローブスの発起人も紹介されていました。Jack Mama(ジャック・ママ)という人。こういった活動の発起人になるには、高い技術プラス、組織文化さえを変えるシステム思考的な力が必要なのでしょう。

0 件のコメント: