2010/05/05

ディーター・ラムスのデザインの10原則


ブラウン社でチーフデザイナーを長年務め、美しい製品を数多く生み出した工業デザイナー、ディーター・ラムス(Dieter Rams)の「デザインの10原則」(Ten Principles to Good Design / 10 Commandments of Design)。今回はそれを手短にご紹介します。

僕のようなデザインの素人が、良いデザインとはどういうものを指すのか、どういったポイントを押さえれば良いデザインが実現できるのか、というのを考える上で大いなるヒントとなります。「good design」(良いデザイン)の部分を「Good Idea」(良いアイデア)に読み替えても特に違和感はないので、「デザイン」よりも広範囲な「暮らし」や「ビジネス」の文脈においても通用する普遍性の高い「原則」になっているのではないかと思います。機能的な視点、情緒的な視点、社会やサステイナビリティの視点が網羅されています。


1. Good design is innovative
良いデザインは革新的である。

2. Good design makes a product useful
良いデザインはプロダクト(製品)を機能的(役立つもの)にする。

3. Good design is aesthetic
良いデザインは美的である。

4. Good design makes a product understandable
良いデザインはプロダクト(製品)をわかりやすくする。

5. Good design is unobtrusive
良いデザインはでしゃばらないものである。

6. Good design is honest
良いデザインは正直である。

7. Good design is long-lasting
良いデザインは長寿(長持ちするもの)である。

8. Good design is thorough down to the last detail
良いデザインは細部に至るまで必然性がある(一貫性がある)。

9. Good design is environmentally friendly
良いデザインは環境にやさしい。

10. Good design is as little design as possible
良いデザインは可能なかぎり小さなもの(ちょっとしたもの)である。


良いデザインとは「派手なだけのもの」や「美しいだけのもの」などではなく、複数の視点から見て価値を生み出している(複数の課題を同時に解決する)デザインこそが良いデザインですよね、というのがディーター・ラムスの主張の核なのかなと僕は受け取っています。細かなニュアンスはところどころチガうかもしれませんが、大きな捉え方は大幅にはズレていない、のではないかと思います。

おまけ:ディーター・ラムスについてもっと知りたいなら
dieter rams interview - designboom
Dieter Rams - DESIGN MUSEUM


おまけ:ディーター・ラムス関係の動画
ディーター・ラムス本人がコメントも交えつつ10コの原則を読み上げる動画
Objectified: Dieter Rams commentary


ディーター・ラムスが働いたブラウン社のデザイン50年史
Braun Design 50 years of innovation

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